- この記事を書いた人:管理人武藤
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年間1万人以上の借金に苦しむ人と解決策を知る専門家を繋げた実績があります。
お金の問題の後悔をたくさん聞いてきました。
この記事を読んでいる人にはそんな思いをして欲しく無いので、長くなるかもしれませんが読み進んでもらえると幸いです。
- 国の借金救済措置ってどんなもの?
- 借金救済措置を利用した時のデメリットってなに?
おそらくこのページを読んでいる人は「国の借金救済措置」を利用したい、もしくはどんな制度なのか内容を詳しく知りたいのではないでしょうか?
このページでは、この制度の詳細を説明するのに加えて、勘違いしやすいポイントを解説していきます。
まず、国の借金救済措置を利用する人は多く、年間で100万人以上が利用していると言われています。
かなり多いと思うかもしれませんが借金問題は、人に気軽に言えることではないため広がりにくいのでしょう。
ただし、借金救済措置で借金が減額されると言っても、減額の幅は人によってブレがあり、制度の適用にも条件もあります。
ここでは、国の借金救済措置の解説と救済精度のデメリットを紹介していきます。
目次
国の借金救済措置は「債務整理」呼ばれている
国の借金救済措置は、一般的に「債務整理」という呼ばれ方をしています。
一般的には債務整理という用語の方がメジャーです。
この債務整理を利用すると、下記のようなメリットが生まれ借金が減額されます。
- 今の借金の金利が0%になる
- 最大で5分の1まで減額される
- 借金が帳消しされる
減額される金額には条件があり、人によって幅は異なります。
最低でもこれまで負担になっていた金利は無くなるので、今後完済するまでの借金総額は減ることになります。
また、「過払い金請求」というテレビなどの宣伝で聞く手続きもついでに行うことができます。
※過払い金とは、金利の法改正により生まれたもので、本来払わなくても良い金利で返済していた人が、返済していた金額の一部が返ってくるというものです。
借金救済措置である債務整理は、借金で長期間苦しめられている人の生活再建が目的で作られた制度です。
利用するには、一般的に法律の専門家に相談することで手続きができます。
これまでの説明からを見るとメリットしかないと感じるかもしれません。
しかし忘れてはいけないのが、そもそもお金を借りた側が返せなくなったという契約違反をしている状態というのを忘れないで下さい。
必ずペナルティとしてデメリットを受けることになります。
※後ほど説明します。
また、ネットやテレビ広告などで見かける「過払い金請求」も債務整理の一部ですが、メリットばかり伝えられてしっかり説明されていません。
債務整理は借金を踏み倒すための手続きではなく「無理なく借金を返済するため」の手続きです。
「債務整理 = 借金を返済しなくて済む」ではなく、返済しないといけない金額が残ることのほうが多いです。
それでも、普通に返済していくよりもずっと楽になるのは間違いありません。
しかし、過度な期待を持たずに返済する気持ちは忘れないでください。
債務整理をしたければ、弁護士などの法律の専門家に相談することで、手続きを開始することが出来ます。
もし、「いきなり専門家に相談するのはハードルが高い…」という人は、WEB上で出来る無料の減額診断を試すことをおすすめします。
WEB診断は1分程度で入力できて、匿名で誰にもバレず減額の診断ができます。)
上記のような企業から請求が来ている人は減額出来る可能性があります!注意しないといけないのが、こちらから手続きしなければ一切減額されません。
※カード会社や消費者金融が、勝手に減額してくれることはありません。
毎月の支払いや返済があれば、一度減額されるのか調べてみることをおすすめします!
借金救済措置のデメリットとは?
ここで、借金救済措置のデメリットを知りたいという方に詳しく説明していきます。
- 信用情報に傷がつく(金融事故リストに登録)
- クレジットカードが使えなくなる
- 保証人がいる場合は返済義務が移る
- 官報という国が発行する専門誌に名前が載る
- 借金帳消しの場合は職業制限(1ヶ月~1年)を受けることがある
借金救済措置である債務整理を行うということは、要するに「借りたお金を返済できない」と貸した側に伝えることです。
お金を貸すカード会社や銀行・消費者金融などは信用情報機関という個人の支払能力を管理している機関にこの情報を共有します。
その結果、信用情報に傷がついてしまい、借金を完済して5年間はローンを組むことができなくなります。
つまり、今後は所有しているものも含めたすべてのクレジットカードが完済後5年間は使うことができなくなるといったデメリットがあります。
また、自動車ローンや住宅ローンも組めなくなります。
この他にも保証人がいる場合のローン(奨学金なども該当)は保証人に返済義務が移ります。
あまりデメリットになりませんが、借金が帳消しされる場合や減額される場合は官報という一般人が見ることは専門誌に名前が載ります。
また、借金が帳消しになる場合は1ヶ月~1年ほど、特定の職業に付くことができなくなります。
こういったデメリットが存在するため、債務整理をしなくても借金が返済できそうなら債務整理をしない方が良いです。
借金があまりない場合は、専門家に相談しても債務整理をしないほうが良いという風にアドバイスされることもあります。
国の借金救済措置を利用すべき人の特徴
記載したデメリットを受けても、国の借金救済措置を利用した方が良いという人は下記のような問題を抱えている人です。
上記に1つでも該当するようなら、一度専門家に相談することで状況の改善が見込めるかと思います。
- 借金の総額が20万円以上ある
- リボ払いの返済が20万以上ある
- 61日以上滞納している
- すでに信用情報に傷がついておりカードが作れない(その上で借金をしている人)
- 法律事務所から督促の手紙が届いている人
- 債権回収会社という取り立て専門企業から連絡がきている人
特に、61日以上滞納していたり、法律事務所や債権回収会社から請求が来ているような人は急いで相談しましょう。
このまま支払いが出来ないまま滞納していると、近い将来あなたは訴えられてしまい裁判になってしまいます。
その結果、差し押さえを受けてしまい財産や毎月の給料が没収されてしまうため、すぐに相談しましょう。
借金救済措置に踏み出せない人のよくある理由
国の借金救済措置を利用したほうが良いのに、それでもなかなか踏み出せないという人も多くいます。
そういった人の主な理由は、
- クレジットカードが使えなくなる
- 他の人にバレてしまう
といった理由が挙げられます。
しかし、これらの問題は緩和することが出来ます。
まず、クレジットカードが使えなくなることで買い物が不便になったり、カードが使えないことを人に知られて恥ずかしい思いをしてしまうという恐れがあります。
しかし、この問題はデビットカードを利用すれば解決できます。
デビットカードは、自分の預金口座に入っている分のお金を使うことが出来るカードで、買い物などでもクレジットカードと同じように利用することが出来ます。
難点は、ローンが利用できないので分割払いができなくなりますが、一括で支払う買い物の方が機会は多いので誰かにバレたりする恐れはなく、さらにポイントも付くのでクレジットカードと似た機能を利用できます。
次に、借金救済措置を利用しても殆どの場合は人に知られることはありません。
むしろ、手続きをすることでお金を貸した側はあなたに連絡することが出来なくなり、専門家を通して連絡するしか無くなります。
そのため、取り立ての督促状や電話があなたに行くことが無くなるので、むしろ家族や同僚などの周りの人にバレる可能性が減ります。
借金救済措置は、生活再建のために用意されている手続きなので、あなたが不利になったり追い詰められたりといったような状況から救う手続きだと思ってください。
手続きは相談してからすぐに始めなくても良く、自分の場合はどういう状況になるのかを聞きながらどうするかを決めることが出来ます。
普通、借金問題といったデリケートな問題を1人で解決するのは不安や疑問が付きまとうはずです。
そういったモヤモヤする状況を解決する専門家を頼ることは、悪いことではなく積極的に奨められていることなので、一度試してみてください。
WEB診断は1分程度で入力できて、匿名で誰にもバレず減額の診断ができます。)
上記のような企業から請求が来ている人は減額出来る可能性があります!注意しないといけないのが、こちらから手続きしなければ一切減額されません。
※カード会社や消費者金融が、勝手に減額してくれることはありません。
毎月の支払いや返済があれば、一度減額されるのか調べてみることをおすすめします!
債務整理とは?債務整理の手続きの種類と条件を解説
国の借金救済措置である「債務整理」とは、借金の負担を減らすいくつかの手続きのことをまとめた総称のことで、手続きには下記の3つの手続きがあります。
- 任意整理
- 個人再生(民事再生)
- 自己破産
下に行くほど借金の負担も減りメリットも増えますが、同時にデメリットも増えます。
任意整理とは
- 裁判所を通さないため簡単に手続きができる
- 遅延損害金や金利が0%になる
- 専門家と債権者の間でやり取りされるため家族・同僚にばれない
- 相談後取り立てが止まり、2~6ヶ月返済をしないで済む期間が生まれる
- 毎月の返済金額が減る
デメリット
- 完済してから5年間はローンが組めない
- 手持ちのカードも使えなくなる
任意整理の条件
- 安定した収入源が確保されている(就労していないといけない)
- 返済能力をもとにしたとき、3年以内に返済が可能な借金の金額である
任意整理は、手続きを開始してからの金利が残るため、元金は返済する必要がある手続きです。
この手続きの、3年以内で返済できるように、毎月の返済額を調整することで毎月の支払う金額を減らすことが出来ます。
(例:毎月7万→3.5万の返済に変更)
ただし、免除されるのは利息だけで、元金は残るため返済義務は残ります。
任意整理は、貸した側からしても借金が必ず帰ってくる手続きなので、手続きがスムーズに進むことが多く、利用者へのデメリットも少ないため、債務整理の手続きの大半はこの手続きが行われていると言われています。
※債務整理の手続きの8~9割は任意整理と言われている。
個人再生とは
個人再生は、民事再生と言われたり個人民事再生と言われることもありますが、全て同じ手続きのことを意味します。
- 借金が最大で1/5、もしくは100万円まで減額される
- 遅延損害金や金利が0%になる
- 専門家と債権者の間でやり取りされるため家族・同僚にばれない
- 相談後取り立てが止まり、2~6ヶ月返済をしないで済む期間が生まれる
- 毎月の返済金額が減る
デメリット
- 借り入れが7~10年間できなくなる。(金融事故リスト入り)
- 裁判所を通す手続きになるため同居人に知られる可能性がある
- 官報に名前が載る
個人再生(民事再生)の条件
- 任意整理でも返済しきれない額の借金でないと適用できない
- 安定した収入源が確保されている(就労していないといけない)
個人再生は、自己破産とは異なり車や家を手放す必要はありません。
任意整理の元金の減額版だと思ってください。
ただし、裁判所を通して行う手続きなので時間が掛かることや、裁判所が関わるため同居している家族がいた場合は絶対にバレないと保証することは出来ません。
※過去に弁護士や司法書士に聞いたところ、絶対にバレないと言い切れないのでバレないと宣伝しているところは誇張した宣伝をしている可能性があるとのことでした。
自己破産とは
- 借金がすべて免除される
- 安定した収入が無くても手続き可能
デメリット
- 7~10年間はローンが組めない
- 動産・不動産などの財産価値のあるものが差し押さえられる
- 官報に名前が掲載される(基本的に一般人は見ない)
- 裁判所からの自己破産の許可(免責)までは職業制限が掛かる(警備員など)
自己破産の条件
- 借金を返済出来る収入や財産がないことが客観的に見ても明らかな人
- 裁判所から免責の審査を受けて許可を得た人
自己破産と聞くと、人生の終わりをイメージするかもしれませんが、実は記載したデメリットしかありません。
たとえば、動産・不動産や車が差し押さえられたとしても、差し押さえられた自宅を賃貸として借りる事もできます。
また、車も仕事や生活をする上で必要な場合は差し押さえられません。
差し押さえられる物品も、20万円を超える物、または総資産で99万円を超えるものが対象です。
家電・家具・寝具など生活に必要なものは没収されません。
また、原則として自己破産をした人への影響範囲なので、家族の所有物などは差し押さえの対象にはなりません。
※ただし、保証人がいる場合は影響します。
借金救済措置を始める手順は?
これまで説明したとおり、債務整理は借金の額や返済方法を見直し、借金の負担を軽くすることができる国の借金の救済措置です。
これまで何年・何ヶ月も返済を続けていつ終わるかわからないという負担を背負ったり、取り立ての電話や督促状による連絡を受けたにも関わらずお金がなくて滞納する事もあったり、というった状況ならすぐに手続きをおすすめします。
債務整理の手続きは、まずは専門家に連絡して相談・もしくは減額が出来るかを調べることで手続きが開始できます。
そして、減額出来ることがわかってから専門家に相談することで、弁護士がお金を貸した側に対して介入したことを通知します。
この段階で、あとは専門家に任せるだけで手続きが進み減額を実現することが可能です。
また、すでに取り立てを受けているような人は弁護士が通知を送ることでその日以降の、取り立てを止めることが出来るので家族や同僚などの周りの人に借金があることがバレるのを防ぐことが出来ます。
手続きの開始することは難しくないので、まずは借金問題に強い弁護士が運営しているサイトの無料減額診断を利用して、自分が減額できるか確かめることをおすすめします。
WEB診断は1分程度で入力できて、匿名で誰にもバレず減額の診断ができます。)
上記のような企業から請求が来ている人は減額出来る可能性があります!注意しないといけないのが、こちらから手続きしなければ一切減額されません。
※カード会社や消費者金融が、勝手に減額してくれることはありません。
毎月の支払いや返済があれば、一度減額されるのか調べてみることをおすすめします!